
立春大福って、知っていますか。
実は、立春大福の存在を知ったのはつい最近のこと。
大福という名前だけでもすでに縁起がいいのに、立春という節目に食べるとなると、ますます意味がある気がしてきます。
今回は、立春大福とは何か、そして立春に食べる理由について、お話しします。
立春大福ってなに?
立春大福とは、節分の次の日にあたる「立春」に食べる、縁起のいい大福のことです。大福という名前には「福」の字が入っていて、もともとお祝いごとや節目に選ばれやすいお菓子ですが、立春という「春のはじまり」に食べることで、いっそう特別な意味を帯びます。
とはいえ、立春大福は全国どこでも決まった形があるわけではありません。お店によっては「立春大福」という名前で販売されたり、節分〜立春の時期に合わせて、豆や金箔をあしらった大福が並んだりと、季節の限定菓子として楽しまれています。
大きさやあんこの種類もさまざまで、こしあん、つぶあん、豆大福、草大福など、好みに合わせて選べるのも魅力です。
私が食べた立春大福は、白く丸いお餅に、粒あんがたっぷり。上には豆がちょこんとのっていて、見た目からすでに「福を招きそう」な雰囲気がありました。


立春大福は、難しい作法が必要な行事食というよりも、季節の節目においしく験を担げる、暮らしに近い縁起菓子なのだと思います。
立春大福を食べることの意味
立春大福を食べる意味は、ひと言でいえば「春のはじまりに、福を迎える」ということです。節分で豆まきをして厄を払い、気持ちを切り替えたその翌日に、今度は「福」の字を持つ大福を食べる。流れとして、とてもわかりやすい縁起担ぎだと思います。
そして、立春大福がいいなと思うのは、気合いが入りすぎないところです。立春は、春とはいってもまだ寒い時期。外は冬のままなのに、暦だけが先に春へ進んでいく。そんな季節のズレを、ひとつのお菓子で受け止める感じがします。
大福をひとつ食べるだけで、「よし、春に向かっていこう」と気持ちが整う。立春大福は、そんなやさしい区切りの習慣なのだと思います。
立春大福はいつ食べる?
立春大福は、基本的には「立春の日」に食べるものです。立春は節分の次の日なので、豆まきで厄を払ったあとに、今度は大福で「福を迎える」という流れです。
ただ、実際のところは「立春当日じゃないといけない」という決まりがあるわけではありません。お店の販売期間も、立春の当日だけでなく、節分から立春にかけて数日間用意されることが多いです。
ですので、買えた日においしく食べるのがいちばんです。

食べる時間帯ももちろん自由!私は、3時のおやつにいただきました。お茶もいいですけど、優しい甘さの大福には、コーヒーも合いますよ。
お好みのドリンクと一緒に、召し上がれ。
立春大福はどこで買える?見つけ方のヒント
立春大福は、年中いつでも並んでいる和菓子ではありません。
だからこそ、「どこに行けば出会えるの?」と迷いやすいお菓子でもあります。
いちばん見つけやすいのは、節分から立春の前後にかけての和菓子屋さんです。すべてのお店が「立春大福」という名前で出すわけではありませんが、豆をのせた大福や、金箔をあしらった大福など、立春を意識した仕様で並ぶことが多くなります。店頭に「立春」の文字が出ていなくても、季節の大福として置かれていることもあるので、少し注意して見てみると見つかりやすいです。
私は、ネットで「立春大福 東京」と検索して、売っているお店を探しましたが、HPで大々的に告知しているお店は少なくて(そもそも、HPがある和菓子屋さんが少ないのかもしれない)、気軽に行ける範囲にはあまりお店がありませんでした。
百貨店の和菓子売り場の方が、確実かもしれないです。「三越伊勢丹オンラインストア」で桜を練り込んだ生地の立春大福や、きなこをまぶしたものが出ていました。
ただ、もし「立春大福」という名前の大福が売っていなくても大丈夫。立春に大福(できれば豆大福!)を食べればOK。お気に入りの和菓子屋さんで買った大福を食べて、福を呼び込みましょう。
まとめ|立春大福は、春の入口で福を迎えるお菓子
立春大福は、派手な行事菓子ではありません。
けれど、節分で厄を払い、その翌日に大福を食べて福を迎えるという流れには、日本らしいやさしい区切りがあります。
丸いお餅に包まれたあんこは、見た目にもどこか安心感があり、「福が中に入っている」という言葉が自然に浮かんできます。立春という節目にこのお菓子を食べることで、気持ちが少し整い、新しい季節へ向かう準備ができる。立春大福は、そんな役割を持ったお菓子なのだと思います。
立春は、まだ寒さの残る時期です。けれど暦の上では春が始まり、少しずつ光や空気が変わっていきます。その変わり目に、大福をひとつ。特別な作法はなく、ただおいしく食べるだけでいい。そうやって福を迎える習慣は、無理がなく、暮らしにもなじみます。
もし立春の日に立春大福を見かけたら、ぜひ手に取ってみてください。
その一口が、春の入口に立った合図になるかもしれません。
Risshun Daifuku is a traditional Japanese sweet enjoyed at the beginning of spring.
It is eaten on Risshun, the day that marks the start of spring in the traditional Japanese calendar.
The day before Risshun is called Setsubun, when people throw roasted soybeans to drive away bad luck and welcome good fortune.
After clearing away misfortune on Setsubun, eating Daifuku—a rice cake filled with sweet red bean paste—is believed to invite happiness and good luck for the new season.
Risshun Daifuku is not a strict ceremonial food, but a gentle seasonal custom.
By enjoying one soft, round Daifuku, people symbolically welcome spring and good fortune into their lives.
